いつからか私の頭の中に三角屋根の家があった。少し背の高い草っぱらの中に建っている。長方形と三角の積み木を重ねただけのような装飾の何もない子どもが最初に描きそうな家。私はその家の玄関に入るところまでを想像するが、なぜかその後はうまくイメージできない。似たような家の形の置物やお香立てやキャンドルスタンドを見かけるととにかく欲しい。そしてとうとう25年前にそういう形の自分が住む家を建てた。住宅メーカーの人や夫に三角屋根はいいけど庇がないのはいかがなものか、経験がないし…と言われたが、庇があると私の家とは違うものになってしまうと譲らなかった。この家で子どもを育て、定年退職を迎え、今は夫と二人静かに暮らしている。この家に住んでいる喜びはずっと変わらない。原っぱではないが大きな木に囲まれたこの家の姿を眺めるたびに幸せな気持ちになる。25年なんて過ぎてしまえばあっという間で次の25年後は90歳になっている。到底最後までこの家に住むことはできない。あと何年住めるだろうと思いを巡らせるようになった。

写真をアップしたいのにできない。Googleフォトと連携させての写真は一枚もありませんと言われてしまう。あーお手上げ。

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