ずっと実家に住み、一人で親の介護をして見送り、実家を処分して60を過ぎて京都に移住した友だちがいます。彼女の暮らしぶりが気になって久しぶりの一人旅を果たしました。
着いた日の夜は河原町をウロウロしてすいていた料亭へ。「男山」の直営店でした。カウンターの端っこで一人でのんびり飲みながらお料理を楽しみました。帰り日に大好きなわらび餅の専門店を見つけてホテルにお持ち帰り。
2日目は友だちと国立博物館前で待ち合わせ。現れた友だちを見て「わー、ほんとに京都にいるんだねえ」と不思議な気持ちに。いろいろな経過を知っているだけに感慨深い。築50年のマンションに実家から持って来た古い家具(比較的新しいものはリサイクルに出した)に囲まれ、狭いながらも居心地がいい感じ。トソ好みの古い食器棚の裏には虫取り網が。これで家の中で様々虫を捕獲し(殺生はしない!)外に逃がしているとのこと。なるほど。一人暮らしの知恵。「なんで一番ごちゃごちゃしてる場所撮るの!」と怒られました(;^_^A
彼女は狂言を習い始め新しい自分を発見したようです。天涯孤独を満喫しているように見えました。
この日は博物館で「最澄と天台宗」を観て、京セラ美術館で「兵馬俑」を見るというヘビーなはしご。昼は白川沿いのお蕎麦屋さん、夜は友だちおすすめのクラフトビールのお店へ。京都はおいしいコーヒーとクラフトビールの店が多いとのこと。
左がお蕎麦屋さん。川を眺めらながら食べられます。真ん中お店の中に醸造所が。いろいろ飲み比べました。私達、その昔毎日のように一緒にビールを浴びていた時期がありましたー。
3日目に言ったカフェ2軒。左は昔新聞社だった建物をリノベーションしたカフェ。右は元銭湯。タイルや蛇口の痕が面白い。古いものを大事にする京都は町屋や寺社だけでなく西洋建築も上手にリノベーションして大事にしていることがわかり、古い物好きのトソは嬉しくなりました。
夜は予約なしで飛び込みで入ったレストラン(バル?洋食屋?)で鹿肉のステーキとワインを。
川沿いそぞろ歩きと大徳寺。
大徳寺は広い! 素敵なお庭が満載。そして何より人が少なくて静か。この日は爽やかな天気。風が気持ち良かったー。トソとこの友だちはのんびりぼんやりのペースが似ている。
最終日はホテル近くの錦小路でお土産など。ホテル横の公園には普通にお坊さんが。
その後はまっすぐ伊丹空港へ。着いてからかなり時間があったのでどうしようかと考える。そうだ太陽の塔の中に入ってみたかったんだ!と思い出し、荷物をコインロッカーに入れてモノレールで万博公園へ。モノレールの中で調べたら太陽の塔の中に入るには前日までの予約が必要とわかりがっかり。
と、トソの計画性のなさが露呈する4日目となりました。万博公園では仕方なく今が見ごろだというポピーを見に公園の端まで歩きました。遠い、広い。万博公園を侮ってました。この日は結局2万歩以上歩きました。
空港に戻ってお好み焼き屋で飲んだビールが美味しかったー。
とん平焼き。飛行機からの夜景がきれいでした。無事北海道へ。
京都に行く前テレビで組紐やの若い職人さんが時計のベルトを作っているというのを観て、「これだ」とひらめいたトソ。京都の組紐屋さんで量り売りの組紐を3種類買って帰り、例のタオルケットがジャキジャキになるスマートウォッチのベルトを手作りして替えてみました。金具はアマゾンで買いました。軽くて触れた感じもよくてちょっと嬉しい。
朝ごはんのアレンジ、ブロッコリーとハムとキャベツと作り置きの牡蛎のオリーブオイル漬けでチャウダーに。そしてトルが揚げるそばからつまみ食いする唐揚げでノンアルを。我が家に帰ってきたなあと実感です(笑)